About 代表者メッセージ

Message 代表者メッセージ

最新技術と
幅広いサービスで
地域完結型の動物医療を

川畑 健
代表取締役 / 獣医師 外科担当

Chapter 01業界や社会の変化への対応

近年、飼育頭数の減少や二次診療施設の充実、大規模動物病院の増加、企業病院の拡大、M&A、医療レベルの進歩、専門診療の拡大、看護師の国家資格化など、大きな変化が見られます。また、労働時間管理、最低賃金改定、産休・育休制度の整備、評価制度の導入、獣医師や看護師の賃金水準の見直し、退職金制度の検討など、職場環境においても対応が求められるようになってきました。

当院ではこれらの変化に対応するため、専門診療科のさらなる充実を図るとともに、2023年11月に新病院を開院し、医療設備の投資(CT、MRI、手術用顕微鏡、C-アーム、輸血事業など)を実施し、医療レベルの向上に取り組んでいます。また、旧病院をウェルネスセンターとして再活用し、トリミング、ペットホテル、パピー教室などを提供することで他院との差別化を進めています。これにより、飼育頭数の減少への対応を行ってきました。

さらに、近隣の動物病院との連携を強化し、紹介患者を受け入れられる体制を構築することで、地域完結型の一次診療を目指しています。看護師の国家資格化に伴い、獣医師と看護師の業務分担を明確化し、獣医師が医療に専念できる環境を整えました。

また、社会的な変化に対応するため、残業時間の削減や賃金改定、産休・育休制度の充実、定量評価に基づく評価制度の導入、役職設定による賃金水準の向上などを実施しています。特に、時短勤務や残業規制に対応するため、患者引き継ぎの強化やチーム医療の充実に取り組んでおり、生産性向上と高品質な医療の提供を目指しています。

Chapter 02組織改革と3層構造

当院では、獣医師や看護師を含む全職種を「ジェネラリスト」「スペシャリスト」「マネージャー」の3層に分類して組織を運営しています。

ジェネラリストは、総合臨床を担う役割で、予防医療や比較的簡単な医療を担当します。

スペシャリストは、眼科、皮膚科、外科、循環器内科、動物行動学など、専門診療に特化した獣医師やスタッフを指します。

マネージャーは、院長、副院長、看護師長などの管理者を指し、人事管理、医療レベルの維持、原価管理、リスクマネジメント、予算管理などを担います。

この3層の役割は獣医師だけでなく、看護師や受付事務にも当てはまり、全職種がそれぞれの役割を果たすことで、組織全体として効率的で高品質な医療提供を実現しています。

Chapter 03評価制度

当院では、評価制度において可能な限り定量的な基準を採用しています。

獣医師の場合、診察件数、売上、生産性、残業時間管理などを評価項目としています。看護師については定期的な試験を実施し、トリマーは売上や施術件数を基に評価を行います。また、毎月のMVP投票を組み合わせることで、透明性と分かりやすさを持った評価制度を構築しています。

これらの評価制度を活用し、上司との面談を通じて改善点を明確にし、個々の成長を促進することを目的としています。さらに、マネージャーには別途、個人の成績に加え、役職としての責任や成果を評価する専用の制度を設けています。

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Chapter 04求める人材と人材育成

当院では、ジェネラリストからマネージャー、またはスペシャリストへと成長できる人材の育成を目標としています。共に成長し、主体的に行動できる責任感のある方を求めています。

長期的に働く方に対しては、年齢や経験に応じて仕事内容を変化させ、現状に留まらず新たな挑戦を続けることを推奨しています。人手不足による売り手市場の中で、転職やキャリアアップを考える際にも有利に働くよう、当院では多様な経験や学びの機会を提供しています。

近年、開業希望の獣医師は減少傾向にありますが、希望する方には臨床経験や管理経験を積む機会を提供しています。同様に、トリマーや動物看護師に対しても独立に向けたチャンスを多く用意し、将来につながるスキルを身に付けられる環境を整えています。

当院は、成長意欲のある人材がそれぞれのキャリアビジョンを実現できるよう支援し、共に発展していく組織でありたいと考えています。

Chapter 05動物の健康と快適な暮らしを支える多彩なサービスと先端医療

当院では、パピー教室、しつけ教室、問題行動診療などの初期対応から始まり、ワクチン、フィラリア、ノミダニ予防、避妊去勢も行います。避妊手術は、動物の痛みや負担を軽減するために腹腔鏡手術で行うことをお勧めしています。また年に2回の健康検査を行うことにより、病気の早期発見・早期治療を行います。

検査に関して、まず血液生化学検査においては、外部の検査会社が常駐しており他院では行うことの出来ない検査が可能となっています。そのため病気の診断精度を上げること、治療経過をより細かく調べることが出来ます。次に画像診断に関して、当院はCT検査、MRI検査が行える病院であり、これら画像検査により多くの病気の診断が可能となり、また手術計画を正確に立てることが可能となっています。

輸血にも力を入れています。山中湖にコリーのブリーダー施設を所有しており、定期的にコリー犬から輸血採血を行い分離保存が可能となっています。常時保存してるため、難易度の高い輸血が必要な手術、難治性の血液疾患に早期対応できることが強みとなっています。

外科手術おいては、軟部外科、整形外科、神経外科を強化しており、顕微鏡手術もできるような施設となっております。また、腹腔鏡手術により、動物の負担を軽減するような手術も行なっております。

さらには、皮膚科、眼科、循環器内科、動物行動学、エキゾチック、麻酔科など専門の獣医師も非常勤として在籍しており院内セカンドオピニオンが可能となっているのも特徴となっております。

ウェルネスセンターを2024年8月よりオープンしました。トリミング、ペットホテル、パピー教室、しつけ教室、問題行動診療を行なっています。特に今回オープンにあたり、ペットホテルを強化し、狭い部屋だけでなく、広いプレミアムルームを多数用意しました。

Chapter 06他院にはない当院の特徴 ~トータルサポート~

当院では、動物の生涯にわたるケアを提供する「トータルサポート」を特徴としています。

予防医療と初期対応
パピー教室やしつけ教室、問題行動診療などの初期対応から始まり、ワクチン接種、フィラリア・ノミダニ予防、避妊去勢手術など幅広いサービスを提供しています。特に避妊手術は、動物の負担を軽減するため腹腔鏡手術を推奨しています。また、年2回の健康検査を実施し、病気の早期発見・治療をサポートしています。

高度な検査体制
血液生化学検査では外部検査会社が常駐しており、他院では難しい精密検査を実施可能です。また、CTやMRIを完備しており、画像診断を通じた病気の診断精度向上や手術計画の精密化を実現しています。

輸血の先進体制
山中湖に所有するコリー犬のブリーダー施設で定期的に採血を行い、輸血用血液を分離・保存しています。この体制により、高度な輸血や難治性血液疾患への早期対応が可能です。

外科手術の充実
軟部外科、整形外科、神経外科を強化し、顕微鏡手術や腹腔鏡手術を導入。動物の負担を軽減しつつ、質の高い手術を提供しています。

専門診療と院内セカンドオピニオン
皮膚科、眼科、循環器内科、動物行動学、エキゾチック、麻酔科などの専門獣医師が非常勤で在籍。院内でセカンドオピニオンが可能な点も当院の大きな特徴です。

ウェルネスセンターのオープン
2024年8月にはウェルネスセンターを新設し、トリミング、ペットホテル、パピー教室、しつけ教室、問題行動診療を行なっています。特にペットホテルを強化し、広々としたプレミアムルームを多数用意しました。

Chapter 07他院にはない当院の特徴 ~幅広い仕事と多様な顧客層~

当院では、地域のペットオーナーだけでなく、近隣の開業獣医師も重要なお客様として位置づけています。これは、当院でしか提供できない高度な医療を行うことで、近隣の開業医からの紹介を受け、地域完結型の一次診療を実現するためです。そのため、医療レベルの向上や近隣開業医との連携・コミュニケーションを積極的に行っています。CTやMRIを用いた診断・治療、輸血を伴う治療をはじめ、幅広い症例を受け入れていることが当院の特徴です。

また、当院は動物に関わる多様な職種の方々にもサービスを提供しています。訓練士、ペットショップ、ブリーダー、自衛隊警備犬やアメリカ海軍の軍用犬の関係者、猫のボランティア団体など、幅広いお客様が当院を利用しています。

さらに、災害救助犬のサポートやTNR活動(野良猫の避妊去勢手術)といった社会貢献も行っており、これも当院の重要な特徴の一つです。これらの活動を通じて、当院のスタッフには動物医療の可能性や関係者の多様性を学んでもらい、新たなサービスや独自の関係性を築く機会を提供しています。

Profileプロフィール

経歴
  • 北里大学卒業
  • 東京大学内科研修医
  • 東京大学外科研修医
  • 慶應義塾大学経営管理研究科修士課程終了(MBA)
資格
  • ESVPS GP cert 小動物外科ヨーロッパ認定医
所属
  • 日本大学外科研修医
  • 獣医麻酔外科学会
  • 北里サーフィンクラブ
好きな動物の種類
  • コリー、シェットランド・シープドッグ、
    ハバニーズ、チワワ