働く人を知る
働く人を知る
ライフワークバランスを実現しながら
獣医師として成長できる


Chapter 01治療の現場で学ぶ獣医師としての姿勢
私は青森県十和田市の酪農家の家庭で育ちました。父が乳牛を40〜50頭飼っていて、小さい頃から牛たちの世話をする父の姿を見て育ちました。牛だけではなく、家の中ではウサギやインコなどの小動物も育てていて、動物がいる生活が当たり前でした。そんな環境の中で、動物が大好きになり、小学校1〜2年生の頃には「将来は獣医さんになる」と決めていました。
キャンパスが実家から近かったこともあり、地元の北里大学に進学し、卒業後はそのまま当院に新卒で就職しました。当院を選んだのは、実家で飼っている犬がお世話になっていた獣医さんが北里大学の卒業生で、その方を通じて当院の川畑充先生を紹介していただいたことがきっかけでした。実習で当院を訪れたとき、治療のレベルの高さに驚きましたし、働いている先生方の意識の高さにも感動しました。この病院で学びたい、自分もここで成長したいと強く思ったのを覚えています。
実際に入職してからは、学ぶことの多さに驚いています。先輩たちはとても親切で、どんな小さな質問にも丁寧に答えてくださいますし、現場での指導も手取り足取りサポートしてくれるので、本当に心強いです。治療だけでなく、飼い主さんとのコミュニケーションや信頼関係の築き方についても学ぶことが多く、毎日が充実しています。
Chapter 02充実した学びとライフワークバランス
私は大学4年生が終わる頃、5年生になる前の春に実習で当院を訪れました。当時はまだ免許を取得する前で、初めての実習に少し緊張していたのを覚えています。実習中は先輩方から手取り足取り教えていただき、学ぶことが本当に多かったです。治療のレベルも非常に高く、働いている先生方の意識の高さに感動し、ここで自分も学びたいと思うようになりました。
実習先を選ぶ際には、情報誌がとても役立ちました。大学の研究室に配られる情報誌に、いろいろな病院の情報が載っていて、その中から実習先の候補を決めていきました。私が実習に行ったのは5年生の春でしたが、ほとんどの学生がこの時期に実習先を決めるようです。他の病院もいくつか見ていて、埼玉の病院なども訪問しましたが、当院での経験が最も印象的で、自分の成長に繋がる環境だと感じました。
病院選びの基準として、私はライフワークバランスや休みの取り方を重視していました。以前は動物病院業界もブラックなイメージがあったようですが、最近ではしっかりと改善されている印象を受けます。例えば、週休2日がきちんと守られており、休みの日には完全に仕事を忘れてリフレッシュできます。このような働きやすい環境が整っていることも、私が当院を選んだ理由の一つです。
今では病院の目の前にある社宅に住んでおり、仕事と生活のバランスがとても取りやすい環境です。休みの日には東京まで電車で1時間弱で行けるので、趣味のライブに行くことも楽しんでいます。学生時代の同級生の先生方とは今でも連絡を取り合うことがあり、手術の話や近況を共有することもあります。学生時代に一緒に学んだ仲間との交流は、仕事を続ける上での励みになっています。


Chapter 03人にも動物にも愛される場所を目指して
私は現在、獣医師1目として日々勉強と実践を重ねていますが、まず短期的な目標として掲げているのは、1年半から2年以内に基本的な病気の診断を自分の力でできるようになることです。今は先輩方の力をお借りすることも多いですが、着実に経験を積み、独り立ちできるようになりたいと思っています。
中長期的な目標としては、もともと興味があった皮膚科を深く学びたいと思っています。動物の皮膚トラブルは意外と多く、飼い主さんにとっても大きな悩みになることが多いので、専門的な知識を身につけて役立てたいです。また、エキゾチックアニマルの診療にも挑戦したいと思っています。特にインコが好きで、小さい頃から飼っていたこともあり、エキゾチックアニマルに寄り添った診療ができる獣医師になれたら素敵だなと思っています。
キャリアプランに関しては、私は他の病院で勤めるよりも、今の病院にいながら勉強を続けていきたいと考えています。ここには素晴らしい先輩方がいて、教えていただける機会も多く、学ぶ環境が整っています。もちろん、他の病院を見学したり、短期間で外部の勉強会に参加したりといった形で新しい経験を積むことは大切ですが、基本的には今の環境を活かしながら成長していきたいという気持ちが強いです。

Chapter 04学びと成長を支える当院の魅力
入職後すぐに、難しい症例にも挑戦する機会をいただきました。たとえば、免疫介在性の血小板減少症という、普通であれば3~4年目の先生が担当するような症例にも、上司の先生の指導のもと取り組みました。この病気は他の疾患を一つずつ除外しながら診断を進める必要があり、非常に難易度が高いものでした。それでも、上司がつきっきりで診断や治療の手順を丁寧に教えてくださり、安心して取り組むことができました。こうした環境のおかげで、短期間で多くのことを学べていると実感しています。
川畑動物病院の魅力の一つは、設備が非常に整っていることです。病院内でほとんどの検査が完結するため、迅速に診断を進めることができます。外注検査が必要な場合も、結果は1週間以内に返ってくるので、特に不便を感じたことはありません。また、輸血治療を院内で行えるのも大きな強みです。他の病院では輸血が必要になると大学病院などに紹介するケースが多いのですが、当院では自分たちで対応できるため、治療の幅が広がります。
私が実習で初めてこの病院を訪れたときは、まだ以前の建物で少し狭さを感じることもありました。しかし、現在の病院は広くて開放的な空間になっており、働きやすさが格段に向上しています。さらに、最新の機械や設備が揃っているため、自分がやりたい専門的な治療にも積極的に取り組める環境が整っています。
また、病院の立地も気に入っています。横須賀は都会すぎず自然も多いので、落ち着いた環境の中で働くことができます。休みの日にはリフレッシュする場所も多く、仕事とプライベートのバランスが取りやすいと感じています。
これから就職を考える方にとって、当院は多くの学びと成長の機会を提供してくれる職場です。難しい症例に挑戦できる環境、充実した設備、働きやすいロケーションが揃った当院で、一緒に成長しながら働ける日を楽しみにしています。